いきなりですがクイズです。「父親Aさんと息子のBくんが乗っていたクルマが事故にあいました。そして残念ながらAさんは亡くなりBくんは病院に搬送されました。搬送先の病院の院長はBくんを見るなり「これは私の息子だ！」と言いました。ではBくんと院長の関係は？」

答えは「院長はBくんの母親。つまり２人は親子。」ということです。皆さんの中には「病院の院長＝男性」という先入観で解こうとしていた人もいるのではないでしょうか？「あれ？父親は亡くなっているのでは？」と思ってクイズが解けなかった人も正直いることでしょう。

このクイズの最大のポイントはまさにそこにあります。先入観を持って解こうとするとこのクイズは永遠に解けないということです。

またこんなクイズもあります。今度は先入観を出来るだけ捨てる努力をして解いてみましょう。「太郎くんは500円を持って駄菓子屋に。そこで計350円の買い物をしたのにお釣りがもらえませんでした。それはなぜ？」というものです。ヒントは「500円」ですよ。

答えは「太郎くんはちょうど350円を支払ったから」です。皆さんの中には「500円＝500円玉」と思っている人いませんか？こちらは一言も500円玉なんて言っていませんよ。

以上の２問のクイズからも分かるように先入観を捨てることはとても難しいことです。また経験豊富な人間ほど視野が狭くなることでしょう。でも先入観を持って世界を見ると真実にたどり着けなくなるおそれがあることに気づいてもらえたと思います。

ぜひ仕事を遂行するにあたり先入観を捨てる努力をしてみましょう。