一日ずつ寒さが増してきますが、皆さん体調は崩していませんか？

そろそろ年末の業務も増えてきて大変だと思いますが、無理をせず乗り切っていただきたいと思います。

まだ今日は12月13日、クリスマスもまだ終わっておらず年の瀬というには早いですが、暦の上ではもうお正月の準備が始まるのをご存じでしょうか？

暦上の12月13日は「正月事始め（しょうがつことはじめ）」と言って、お正月に年神様がやって来る準備を始める日と決められています。

この日になると、門松に使う松を取りに行ったり、すす払いをして家の中をきれいに掃除しはじめます。

現代で言えば、そろそろ大掃除を始める日とでも言いましょうか。

わたしは、大掃除は単純に一年の汚れを落とすものと思っておりましたが、お正月に宿る年神様（としがみさま）のためにきれいにするもの、つまり神事だったのですね。

年神様は、お正月の期間に各家におりてきて、家内安全や五穀豊穣などの幸せを願う神様です。

おうちに来た年神様は鏡餅に宿るので、お正月が明けると鏡餅を割って、年神様のパワーの宿ったおもちをみんなでいただくのですね。

わたしも、毎日、忙しくお仕事に追われていると、ついつい大掃除もおろそかになり、年賀状のように「今年はいいや。」と古い伝統を省いてしまいがちです。

ですが、伝統の意味を深く知ってみると、それぞれに納得のいく理由があることがわかりますね。

神様なんてと思う気持ちもわかりますが、こうやってひとつひとつを丁寧にこなしてゆくことで、心の中に整理をつけ、「神様に守られている、今年も大丈夫だ。」と、自信を持ってチャレンジできるのかもしれないなと思います。

あらためて伝統の大切さについて考えてしまいます。

大掃除は12月28日までには終了すればOKです。

今年はしっかり取り組んで、新年の仕事の発展を願ってみませんか？