9月12日は「マラソンの日」です。

紀元前450年のこの日、ペルシャの大軍がアテネを襲ってきたのですが、アテネ側はこれを見事に撃退します。フェイディピデスという兵士が伝令役となり、アテネのお城の門まで走りついて勝利したことを伝えたものの、その後に絶命してしまったと言われています。1896年、明治29年にアテネで初めてのオリンピックが開催されたとき、この昔話をしのんで「マラソン競走」が行われました。マラトンからアテネ競技場までの約40kmの競走だったそうです。

私は毎年、子どもの学校で開催されるマラソン大会を見に行きます。我が子に限らず、子ども達が一生懸命走る姿にはすがすがしさを感じます。そしてマラソンを見ていて思うのは、マラソンと仕事には共通点があるな、ということです。

我が子はどちらかというと、運動が苦手なタイプです。おそらく一人だったら、あんなに長い距離を走ることはできないと思います。一緒に走ってくれる仲間がいるからこそ、走りきることができると思うのです。

仕事も同様です。一人きりで仕事をするのには限界があります。楽しいことや辛いことを一緒に経験してくれたり、心が折れかかったときに励ましてくれる仲間がいるから、続けることができると思うのです。挫折を感じたり落ち込んだりしたとき、そういった仲間がいてくれれば、自然と元気が出てきて、もう少しだけ頑張ってみようと思えるものです。これからも身近にいてくれる仲間たちと支え合いながら、仕事に励みたいと思います。