今日は8月31日、大人になりますと、たいして意識もしなくなるものですが、多くの子供たちにとっては、夏休み最後の日でございます。
夏休み最終日というのは、いよいよ学校が始まるのが楽しみだったでしょうか、休みが終わってしまって悲しかったでしょうか、私は、後者のタイプの子供でした。

夏休み最終日といえば、必ずいるのが、宿題が終わっていなくて、土壇場で追い込むタイプの子です。
夏休みの宿題というのは面白いもので、子供たちの性格というものを如実に表してくるものです。
最初の1週間ぐらいで片付けてしまうせっかちな子、計画的に進める子、最後の最後で追い込む子、皆さんはどのタイプだったでしょうか。
そしてこれ、決して子供たちだけにあてはまる話ではないなと、ふとそんなことを思ったんですね。

私たちも、仕事をしていると、どうしても性格というものが仕事の仕方に表れてくるものです。
念入りに事前の準備を進める人もいれば、準備不足でミスは起こすけれども、挽回する力がものすごい人もいます。
まるでこれ、夏休みの宿題のやり方みたいだなと、そう思ったわけですね。

どちらが良い、どちらが好ましいという、単純な話ではないと思うんです。
用意周到なタイプにも、土壇場追い込みタイプにも、それぞれの持つ強みというものがあります。それぞれの持つ弱みというものがあります。
私たちが仕事をするにおいても、職場のメンバーがそれぞれどういったタイプの人間なのか、強みと弱みを補完し合えるようなチームになれたら、
きっと、大人に課される厄介な夏休みの宿題も、みんなでうまくこなしていけるのではないかなと、そんな風に思いました。