二月になると新高校三年生になる未来の受験生たちも本気で勉強しようと考える時期にさしかかります。もちろん、今まで受験勉強をやってきた生徒がこれから本腰を入れて受験勉強に励むのならばいい時期ですが、そうではなく、今まで学校の授業すら聞いてこないでテスト前だけ徹夜して赤点を回避してきた人たちまでこの時期になると一斉に勉強を始めるのでおもしろいですね。

しかし、今まで勉強などしなかった人間がどうしてこの時期になると本気で勉強を始めるのでしょうか。
それは、彼らの先輩たちも同じような時期から本気で勉強を始め何とか一応大学に合格していく姿を彼らも見てきているので、彼らもこの時期が受験勉強を始める最終ミットだと肌感覚で感じ取っているのかもしれません。

この時期に始めなくてはならないのは数学と英語ですね。英語は単語の暗記と文法を一通り終わらせればいいのでそれほどきつくはありません。
しかし、数学はとにかく初めは解法の暗記をしなければならないのですが、これが結構時間がかかるのです。

ですから、数学はまず問題を自力で解くという恐ろしく時間のかかる勉強方法ではなく、問題文を読んで自力5分だけ考えてその後は答えを理解し、どんどん進め、その後自力で問題を解きなおすという風にサクサクやらないと受験まで時間が足りなくなるので、私は自分のところに勉強の相談に来てくれる生徒だけではなく、授業中勉強法の話をするときにはこのやり方を進めているので、彼らはおそらくこの効率のいい暗記数学で大学受験を乗り切ってくれると思います。