「3月9日」、今日が何の日かご存知でしょうか。今日はありがとうの日です。
サン(3)キュー(9)の語呂合わせから、NPO法人HAPPY＆THANKSがありがとうの日と制定しました。この法人は、日本中の人たちが感謝の想いを届け合える社会に、そしてこの日が国民の祝日になることを目指し、活動しているそうです。

さて、ありがとうの反対を意味する言葉は何だと思いますか。ごめんなさいやどういたしましてなどと思われがちですが、実は違います。ありがとうを漢字にすると、「有難う(有ること難し)」と書き、「有り難し」とは、めったにない、貴重であるということを意味します。つまり、ありがとうの反対を表す言葉は「当たり前」になるのだそうです。

私たちが普段生活をする中で当たり前だと思っていることは、実は当たり前ではないのかもしれません。朝目が覚めて朝食を食べること、会社に行くこと、同僚と話すこと、家に帰ること、家族と過ごすこと、これらすべてが当たり前ではなく、奇跡の上で成り立っていると言っても過言ではありません。

何気なく過ごす日常の中で、当たり前、当然であるとしか受け取ることができないのは悲しいことです。些細なことに対してもありがとうと感謝の気持ちを持つことができると、人として心が満たされるのではないでしょうか。

また、「ありがとう」と言葉を伝えることも大事ですが、ただ単に言葉を言うのではなく、当たり前ではないという感謝の想いをもって相手に伝えるということがより大事であると思います。