昨日、私、地元の図書館に行きまして。静かで居心地が良いので、たまに行ってるんですが、あ、決して家に居場所がないわけではないですよ。
そこで、とある本を読んでたんです。いわゆる学術書の類なんですが、まあ内容が偏ってまして、書いてあることも、本当かよ、と眉唾物なんですね。
実際、嘘八百だと思いました。きちんとした書籍の体裁になっているから、一見それらしく見えてしまうんですが、専門の方が見たら鼻で笑うような内容でしょう。

で、今度は今日、スマホのSNSで、とある書き込みを見た。これは世の中のとある制度のことだったんですが。
個人の書き込みだったので、本当かよと思って流し読みしてたんですが、省庁のホームページで調べてみると、どうやらそうらしい、と。
先ほどの本の話とは逆で、きちんとした体裁がないから、一見嘘に見えてしまったわけです。

昔、見た目が9割なんて言葉が流行りましたけども、あ、これってあながち間違いではないんだな、と。
ふと日々の仕事に目を向けますと、外部に送るメールや通知、送付状の形式、自社サイトの体裁…、こだわっていかないといけないな、と。
どれだけ日々の仕事を頑張っていても、最初に人の目に触れるそれらの体裁がちゃんとしていなかったら、ホンモノじゃないと思われるかもしれないな、と。

もちろん、ガワだけちゃんとしてりゃ良いって話じゃありません。
中身をしっかり詰めるからこそ、地道に着実に積み重ねるからこそ、表に出せる品質が保たれるんだと思います。
その、最後の最後、表の部分で手を抜いて、それまでの努力を無にしてしまうことのないように、今一度、仕事を見つめなおしていきたいなと、そんな風に思いました。