多くの人というのは自分で考えずに人の頭に依存しています。私だって人の頭に依存することが悪いことだとは思いません。しかし、高校生くらいまでは自分の頭で考える癖をつけてほしいと私は願います。

しかし、多くの中学生、高校生は自分の頭で考えることを極端に嫌がります。つまり、非常に数学を嫌いになるのです。このような現象をちまたでは数学アレルギーなどというようですが、私は数学をやっているとアレルギー反応を起こして身体的症状を起こした人というのは見たことがありませんし、たぶんほとんど存在していないのではないかとさえ思えます。

では、どうして中学生や高校生は数学を嫌うのでしょうか。

彼らは数学ができると将来の賃金が上がるということを知らないのでしょうか。あるデータによりますと英語ができると平均100万円、数字ができると100万円年収が上がるというデータがあります。

つまり、明らかに数学をあきらめて生きているよりも「お金のために」数学を勉強するほうがコストパフォーマンスいいのです。コストパフォーマンスが高いなどとと騒いでいる人たちがいますが、本当にコストパフォーマンスが高い生き方をしたいのならば数学を勉強して職業に就くほうがはるかにコストパフォーマンス高い人生を送ることができるのです。

それに数学だけではなく科学は英語などよりもはるかにグローバルなものです。なぜならば、インドの数学と日本の数学が違ったのならば科学的事実が異なることになるのでおかしなことになってしまいますよね。