誰もが一度は言われたことがあると思います。
塵も積もれば山となるいう言葉です。
確かにこの言葉を実感することは多いです。

仕事でも、少しの変化が大きな変化をもたらすことは多くあります。
それは、先日視察した物流倉庫でのことです。

その倉庫では他企業の下請けとして、梱包から出荷を請け負っています。
一日に大量の件数をこなさなければならないため、どれだけ効率を上げるかが重要になってきます。
人海戦術に頼ることもありますが、なるべくであればコストを下げたい。
そのためにも、効率化が重要になってきます。

そこでは梱包スピードを上げるために、細かく仕組み作りをしていました。
本当に小さなことにもこだわっていたのです。

まずこだわったのが、なるべく移動せずに梱包ができること。
数歩移動するだけでも、少しの時間が発生します。
一日に何百件もこなしていると、思いの外ロスしていることが分かります。
そのため、資材を手の届く場所に配置して動かなくてもいいようにしていました。

さらに、資材の置き場所を会社側で決めることにしたらしいです。
人によって置き場所が違っていましたが、統一しました。
特に誰の席というのが決まっていないため、移動するごとに資材の場所を変えていました。
場所を定めることで、誰が移動してきてもスムーズに仕事に取り掛かれるようにしたのです。

実際にタイムウォッチを片手に、どのやり方が良いか意見を交換し合う。
その繰り返しで、最善の方法を探っていく。
効率化ができた上、チーム内のコミュニケーションも良くなったらしいです。
小さなことにこだわることで、大きな変化があると思いました。