同じ仕事を何年も続けて担当していると、上手に且つスピーディーに仕事を達成できるようになります。
それが、長い時間をかけて築き上げた経験というものです。

ところが、経験を積んでいるからこそミスを犯すという落とし穴にはまるものです。
そのミスを防ぐための有効な言葉に「UFO」があります。

UFOと言うと未確認飛行物体や、ピンク・レディーの歌を思い浮かべますが、当然全く関係ありません。

職場におけるUFOはUとFとOの3つの文字が関係しています。

UFOのＵは「うっかり」のＵです。
『そんなことはわかっているから、何回もやっているから』と馴れた仕事のために気を抜くと、「うっかり」間違えてミスを犯すことがあります。
ケアレスミスをなくすための有名な言葉に『初心忘るべからず』という格言があります。

Ｆは「不安」のＦです。
いくら経験の長い仕事でも、ふと『このやり方で良かったかな？』と「不安」を抱くことがあります。
そのような不安を感じたらいったん仕事を止め、速やかに疑問点の解決を図り、正しい方法を確認した後で作業を再開することが大切です。
それが、ミスの未然の防止に繋がります。

Ｏは「おうちゃく」のOです。
仕事と言うのは上司からの命令にしろ、日々のルーティンワークにしろ、手順やルールが決められています。
期限が迫っているから早く済ませたいや、同じような仕事だから同じ方法で処理しようなどと、「おうちゃく」してやるべきチェックを怠ると、大きなミスに繋がります。
「おうちゃく」は却って作業時間の延長をもたらしかねません。

職場から「UFO」をなくすことが安全で確実に作業を達成させる近道と言えます。