5月3日、語呂合わせで読んでみますと、ゴミの日です。
そんなヒドイ…と思われるかもしれません。清掃業ならピッタリじゃないかと思われるかもしれません。
ですが、今日は、ゴミだからといって価値がないとは限らないぞと、そんな話をさせていただければと思います。

もうかなり昔の話ですが、「マネーの虎」という番組が一時期やっておりまして、
様々な業界で活躍している経営者たちが投資家となって、起業を目指す志願者たちと直接対決をするという面白い番組だったわけです。
それに出演していた堀之内九一郎さんという方が、大手リサイクルチェーンの社長だったんですね。

その社長さんというのが随分面白い経歴の持ち主で、数々の事業に失敗し、一度はホームレスにまで陥ってしまったのですが、
その時にゴミ捨て場から持ってきた壊れた電化製品を修理して売りに出し、儲けることを知った、これが後のリサイクルショップの原点になるわけです。
ご自身でも、自分のことをゴミ屋と呼んでいらっしゃって、まさにゴミをビッグマネーに変えた錬金術師のような話です。

他の人が価値を感じないもの、ゴミだと思っているものでも、少し見方を変えれば、それは大きな可能性を秘めたものかもしれません。
私たちが日々仕事をするなかで、意味がないものと決めつけているものでも、何か大きなチャンスを秘めたものかもしれません。
あるいは私たち自身が、立ち回りや考え方を変えるだけで、これまでが嘘のような活躍をしてみせるかもしれません。

5月3日、ゴミの日は、これまで気が付いていなかった価値に、気が付ける1日に出来れば良いなと思います。