面白くこともなき世を面白く

  • 追加
  • 高杉晋作の有名な言葉で、「おもしろきこともなき世をおもしろく」というものがあります。

    晋作自身は若くして病に倒れてしまいますが、彼が残した功績は今でも広く知られ明治維新の立役者の一人としてなくてはならない存在でした。

    さて、この言葉を考えてみますと、確かに世の中自体は面白い物ではありません。
    まず、生老病死という仏教の苦の概念があります。

    これは「生きる」「老いる」「病む」「死ぬ」という人生における4つの苦を表現した言葉ですが、生きること自体がそもそも苦痛で、更に病気や老い、最終的には死という苦しみが待っています。

    また、努力しても報われない、自分ばかりが辛い思いをするなど、人生における苦しみを挙げていけばきりがないでしょう。
    そんなものをどうやって面白くしろというのか、という気もしてきますが、私はこの言葉は「考え方次第でどんなことでも楽しくも苦しくもなる」と解釈しています。

    仕事も勉強も、おそらく本当に楽しい時間はほんの1割も満たないでしょう。

    しかし、ではなぜみんな楽しくもない仕事や勉強をするのでしょうか。
    それは、他に大きな目的があるからでしょう。
    例えば、勉強をするのであれば、希望の大学に行ってもっと勉強したいことをする、夢をかなえるために資格を取る、などです。

    仕事も、仕事をして給料をもらって家族を養うとか、趣味を楽しむとか、スキルを身に付けてやがては独立するとか、人それぞれの目的を持っているはずです。

    しかし、勉強も仕事も「やりたくないけど言われたから」とか「これしかすることもないから」と嫌々やっていれば楽しくもならないでしょう。

    「これがしたいから」という目的があるからこそ、面白くない仕事も勉強も頑張れるというものですし、それを忘れないようにするのも大事です。
    また、最初は目的がないかもしれないでしょうが、それなら逆に何も考えずに必死に取り組むのも一つの道です。

    必死に取り組んでいれば、やがて「これはなぜこうなるのだろう」という疑問が出てくるでしょうし、それをきっかけにしてもっと広い知識や経験ができるかもしれませんし、知識や経験はたまに忘れることはあっても腐ってなくなることはありません。

    時にはそうした知識や経験が人生の道を開いてくれることもあるでしょう。
    「目的」と「考え方」この二つを常に頭に置いていれば、きっと面白くない世の中も少しは違って見えてくるのではないかと思います。




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