仕事において、説明する場面も、説明される場面も多数存在します。

 お客様から、各種業者、同僚から上司相手でも必要であり、仕事におけるコミュニケーションにはイコール説明、と言い換えても良いでしょう。

 当然、ビジネスマンは説明のスキルが求められる訳ですが、裏を返せば説明はスキルが必要なほど難しいとも言えます。

 簡単なものにスキルという考え方はありません。学校で、呼吸のテストはしないでしょう。

 説明のスキルに関して、「本当に頭が良い人は、誰にでも分かるように説明が出来る」という言い方があります。

 一見説得力がありますが、これを鵜呑みにしてはいけません。

 結論から言えば、これは間違っています。
 これはほぼ矛盾した文なのです。

「誰にでも理解させられる頭の良い人」
 と、
「誰の説明も絶対に理解出来ない人」

 の対決に近いと考えれば、矛盾そのものです。

 この時、説明をする側に必要なスキルは、受ける側のスキルと反比例する事が分かるでしょう。

 説明するには確かにスキルが要りますが、説明を受ける側にも当然スキルが要るという事です。

 説明を受ける側は、前提となる知識を持たなければならないし、何が分かっていないのかも明らかにしなければなりません。

 説明をする側は、相手の知識や理解の状態に気を配り、説明をしなければなりません。

 説明が理解出来ない時、理解してもらえない時、説明スキルばかりに原因を求めず、コミュニケーションが取れているかを確認しながら、円滑に業務を進めていきましょう。