真似ぶ(まねぶ)という言葉をしっていますか?

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  • 真似ぶと聞いて、まねをする事かな?と思った人はある意味で正解です。
    真似ぶは学ぶの語源とも言われ、学ぶの古語であり、実際古文書に学ぶという意味で使われている様です。

    考えてみれば学校で勉強する事柄は全て過去から伝えられてきた知識に他なりません。
    その知識をなぞる事で知識を得、積み重ねて行く事が学ぶ事であるなら、それはまさに真似る行為と言えます。

    徳川家康は、竹千代と呼ばれた幼少時代、師匠である和尚から、「真似ぶ事を専らとせよ。工夫は要らぬ」と教えられたそうです。
    彼は後年その事について、優秀な先人たちの故事を多く学ぶ事が肝要で、自分の知恵や工夫には頼るべからずと言っています。

    その心は、例えば戦において、遠い過去から多くの事例を重ねて作り上げられた戦法は沢山の失敗と成功を経験した結果だから多様性がある。しかしおのれ一人の頭しか使っていない自分の知恵や工夫は浅いもので、1度は成功したとしてもそれを何度も使う内に同じ様なやり方に陥り、いずれ敵に読まれ破れてしまうのだ、というものでした。

    会社でもややもすれば年配の上司や先輩の言う事は古いと馬鹿にしがちです。
    また会社の伝統やしきたりが今の世の中とはズレていると反発する事もままある事です。
    そして変化の著しい現代社会に適応していく為には、知恵と工夫が必須であると誰もが声を大にしています

    確かにそうかもしれません。
    しかし今ある社会も会社もその底辺には過去の積み重ねの上に存在している事は事実であり、
    そうであれば、その積み重ねの部分を十二分に学び、理解した上での新しい知恵や工夫でなければならにのではないでしょうか。

    まず過去を真似ぶことが大切な土台になるのだと思うのです。
    堅固な土台のない浅はかな知恵工夫は、吹き荒れる世の嵐に簡単に雲散霧消してしまうでしょう。




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