朝礼ネタ朝礼ネタ 3分間スピーチの例文集

 

疑心暗鬼の本当の意味

  朝礼ネタ2659  2021/01/01  446 PV 故事ことわざ

疑心暗鬼という熟語についてお話いたします。この言葉は2000年以上前の中国春秋戦国時代に書かれた列子という道教の書物に載っている言葉だそうです。

ある人が斧を紛失したため、隣の息子を疑いました。そうするとその息子の歩き方から話し方などすべて疑わしいように感じたそうです。ところが、窪地から無くしたはずの斧が出てきたのです。その後、犯人と思っていた息子を見ると、その言動はどう考えても斧を盗むようには感じなかったそうです。

疑心から暗鬼が生まれると中国では言うそうですが、疑いから判断力が損なわれるという意味になるのです。日本では疑心暗鬼というと、なんでもない事にも疑いを必要以上に持つという意味が強いですが、中国では判断力が落ちるという方の意味が強いようです。

何か物が無くなったら、むやみに人を疑うことは勿論いけないことですが、証拠もなく自分の当て推量で判断することの危険性を戒めた言葉と思われます。

別の言葉に坊主憎けりゃ袈裟まで憎いという言葉がありますが、一度思い込むとすべて悪い方に考えやすいという意味では同じことだと感じます。

本当にそうなのかと掛かって考える癖が、大事なのではないかと思います。世の中にはハラスメントの冤罪が多く見受けられますが、冤罪を晴らすことは容易ではないことを知っておかねばなりません。

一方的に物事を見てはいけないような気がしますので、仕事でもブライベートでも十分に気を付けたいと思います。

お知らせ

朝礼ネタ アプリ版 [New]

Android、iOSに対応したスマホアプリをリリースしました。
朝礼ネタ Androidアプリ
朝礼ネタ iOSアプリ

朝礼ネタ 電子書籍のご紹介

朝礼ネタ
掲載中の例文から人気ネタを集めました。 厳選ネタをじっくりと読みたい方にオススメです。
スマホでもkindleアプリで読めますので是非ともご覧ください!
★Unlimitedユーザーは全巻読み放題