イジり芸について思うこと
朝礼ネタ1802 2021/01/01 メディア・ニュース教育趣味バラエティ番組を見ていると、所謂「イジり」芸をよく見かけます。
運動神経の悪さや容姿、天然な性格といったものを他の出演者が「イジる」ことによって笑いをとるというものです。
私も思わず笑ってしまうことがありますが、この「イジり」は手放しで褒められるようなものではないと思います。
バラエティ番組に出てイジられている出演者は、それを仕事としてやっています。プロです。
問題は、それを見た素人、特に子供が真似をしてしまうということです。
例えば、子供がテレビのイジり芸を学校の教室で真似したとします。
運動神経の悪いクラスメイトなどをからかって笑いものにするわけです。
からかわれる側としてはたまったものではないと思います。テレビの出演者と違ってギャラが発生するわけでもないので、からかわれ損ということです。
心に傷を負う子供もいるかもしれません。イジり芸の真似はいじめに繋がりうるのです。
バラエティ番組を作っているスタッフの方や出演者の方には、なるべく子供に悪影響が及ばないような配慮をしてもらいたいです。
ドラマやアニメなどを見ていると「この物語はフィクションであり現実とは関係ありません」というテロップが出ることがあります。
バラエティ番組でも、イジり芸を放送する前後に「あくまでこれは人を笑わせるためのプロの芸であり、一般の人が真似をすると人を傷つけたり人間関係に支障をきたすことになるのでやめましょう」というアナウンスを入れるなどしてはどうかと思います。