煽り指導にならないことが重要な時代
朝礼ネタ6015 2024/12/09 教育コミュニケーションここ数年で特にあおり運転という言葉をよく耳にするようになり、車間距離が近かったり車の動きが変だなと思っていたら突然追い抜いて目の前で停車したり、近づいて怒鳴り声をあげてきたりと、怖いのはもちろん過剰な煽り運転による心を痛める事故も増えています。
煽り運転というと煽った方が悪いという印象が強いですが、煽り運転をした人は前方の車の速度が極端に遅かったり、相手が煽って来たように感じたというケースも多いです。自分が煽り運転の被害に遭わないように時をつけていても、まさか自分が加害者になるとは夢にも思っていないという人が大半ではないでしょうか。こういった煽り運転という危険な行為は自動車の運転にだけ当てはまるのではなく、仕事をする上でも起こっているのではないかと感じることがあります。
仕事や職場に不慣れな新人に対して、仕事が遅いと罵ったり挨拶が小さい、新人なのに生意気な口をきくなど、指導する立場となった人ならではの腹が立つ経験をしたという人も多いのではないでしょうか。しかしそんな時に苛立ちに負けて怒鳴ってしまうと、自動車の煽り運転と同じ行動をとっていることになってしまいかねません。
新人から見ると上司や先輩は、運転が上手いベテランドライバーが近づいてきて煽ってくるのと似たような部分があると言えます。自動車の運転にも当てはまるように、仕事においても最初からベテランという人はもちろんおらず、仕事の遅い人に丁寧に教えたり、社会人としてマナーに欠ける言葉遣いの場合には理解できるように優しく注意すると言ったことが大切になってきます。煽り指導をやめることで、社内の雰囲気も良くなると思います。