感情は目的を達成するための出し入れ可能な道具
朝礼ネタ5824 2024/05/05 心理・メンタル名言・格言自己啓発1900年頃、オーストリアに精神科医であり心理学者のアルフレッド・アドラーという人物がいました。
近年では「嫌われる勇気」や「幸せになる勇気」というアドラー心理学の著書で一躍話題となりました。
そのアドラーの格言で刺さるものがあったので紹介します。
「やる気がなくなった」のではない。「やる気をなくす」という決断を自分でしただけだ。
「変われない」のではない。「変わらない」という決断を自分でしているだけだ。
カッときて自分を見失い怒鳴ったのではない。相手を支配するために、怒りという感情を創り出し利用したのだ。
悲しいから涙を流すのではない。相手を責め、同情や注目を引くために泣いているのだ。
というものです。
アドラーは、感情は目的を達成するための出し入れ可能な道具と言っています。
湧き出てくる感情はあるけれど、それを使うかどうかは自由に選択でき、すべては自分の決断なのだと言っているのです。
仕事でもプライベートでも怒りや悲しみが湧くことは様々な場面であります。
それを自分でコントロールして使わない決断をするのは自分自身であり、使って相手を責めたり動かしたりするのもまた自分自身の決断なのです。
相手と良い人間関係を築きたいとき、感情を出すか出さないかの決断はとても重要なものになると考えます。
また、やる気が出ない、変われない、分かっているけど出来ない、ということも仕事においてよく耳にします。
これも、やる気を出さない、変わらない、やらない、という自分にとって楽な選択を自分自身で決断したということになります。
つまりは言い訳に近いものなのです。
すべてを感情や気持ちに委ねすぎず、勇気と覚悟を持って自分自身で決断しながら気持ち良く働きたいと思いました。