経験に基づく天気予報
朝礼ネタ516 2021/01/01 6月IT・テクノロジー安全6月1日は気象記念日です。
なぜ6月1日が気象記念日なのかご存知ですか?
明治8年の6月1日に、東京気象台が東京の赤坂に設置されたのを記念して定められた記念日だそうです。
この東京気象台が設置されたことで、東京での気象と地震の観測が開始されました。
明治8年ですから、もちろんコンピュータも無ければ気象衛星も無い時代です。
観測データの管理や、地震の震度はどうやって測っていたんでしょうね?
観測データが蓄積されているからこそ、気象予報や地震予知ができるのですから、先人の努力に感謝しなくていけませんね。
この10年くらいで天気予報が、すごく進歩していると思いませんか?
私がよく使っているのが雨雲レーダです。
「もうすぐ強い雨が降りそうだから、今日は寄り道しないで帰ろう」とか、「あと1時間くらいで雨が上がりそうだから、もう少し飲んでから帰ろう」とか判断できますよね。
ひと昔前までは「西の空に真っ黒な雲があるから、もうすぐ雨が降るぞ」とか「生ぬるい風が吹いてきたから、夕立になるかも」と、五感を頼りに数時間先の天気を予測していましたものね。
言い換えれば、「個人的気象データの蓄積から導き出した天気予報」といえるかもしれません。
面白いことに、便利に利用している雨雲レーダの予報よりも、自分の経験に基づく天気予報の方が当たったりします。
楽しく飲んでいる時に、わざわざ外に出て五感を使った天気予報をする気にはなりませんが、コンピュータの予報ばかりに頼らずに、経験に基づく天気予報の感度は鈍らせないようにしたいと思っています。