みんなで心を配りあって仕事に挑もう
朝礼ネタ2234 2021/01/01 故事ことわざ名言・格言自己啓発「3本の矢」というお話は中国地方の毛利元就が3人の息子たちに贈った言葉です。
戦国時代においては親兄弟が殺しあう、戦になることも多い時代でした。
そんな時代において戦国大名であった毛利元就が3人の息子に、どのような事態に見舞われても3人で協力して事にあたっていけば、困難を乗り越えられると諭したものです。
「矢は1本では折れてしまうが、3本重なればそう簡単には折れない」というのは名言ですが、これはビジネスにおいても大切なことだと思います。ビジネスにおいても様々な部署がありますが、それぞれが独立するわけではなく協力して足並みをそろえて挑むことができればきっとうまくいくはずです。
また毛利元就は智将として有名で謀略で名を挙げた人物ですが、非常に心配り、気配りができる人でありました。毛利元就はいつも餅と酒を用意し、身分が低い者達まで声をかけて親しくしており、家来が旬の花や自家製の野菜、魚や鳥などを土産に元就の所へ訪れるとすぐに対面して餅か酒のどちらかを上機嫌で振舞ったそうです。家来が持ってきた土産はすぐに料理をさせ、酒が飲めるかそれとも飲めないかと尋ね、もし酒が欲しいですと答えたら「寒い中で川を渡るような行軍の時の酒の効能は言うべきでもないが、普段から酒ほど気晴らしになることはない」とまずは一杯と酒を差し出し、もし下戸だと答えれば「私も下戸だ。酒を飲むと皆気が短くなり、あることないこと言ってよくない。酒ほど悪いものはない。餅を食べてくれ」と下々に至るまで皆に同じようにあげていたと伝わっています。
このように人の社会ですから、こういった心配り気配りが大切なことだと思います。仕事においても自分の心配り、気配りがどうであったかもう一度見直してみたいです。