ゴロンゴロンで腰痛解消
朝礼ネタ2058 2021/01/01 健康腰の痛みに悩む人,特に朝の起き掛けに腰が痛む人は,寝返りがうてていないために腰痛が引き起こされている可能性があるとのことです。
赤ちゃんの寝返り回数は一晩に約60回で,寝返りをうつことによってその日の体のゆがみを修正しているそうです。
ところが大人になるとその寝返り回数は20~30回程度に減ってしまします。それでも1時間に3,4回は寝返りをうっていることになります。
腰痛に悩む人の寝返り回数はさらに少なくなっていて一晩で数回の人もいるようです。
これでは体のゆがみが修正されなくなり,ゆがみが蓄積され,これにより腰痛が悪化します。
また,仰向けの姿勢を続けることにより,腰は内臓などの重みを常に受ける形になり,血管が押しつぶされ痛みを誘発します。横向きの場合には,腰の骨が沈み痛みに敏感な靭帯が圧迫され痛みを誘発します。
寝相がいいことには,とんだ弊害があったのです。
寝返りがうてなくなるのは,歳と共に筋力が衰えるとともに柔らかさが失われてくるのが原因の様です。
歳と共に腰痛がひどくなるのは,こんなところに原因があるのかもしれません。
寝返りをうつための体の柔さを取り戻すには仰向けに寝て,片足の膝を立てた後立てた膝を反対側(右膝を立てた場合には,その膝を左に)にたおすストレッチがお勧めです。寝返りをうつ途中のような体をひねった状態を作るストレッチですね。
また,寝返りをうちやすい環境を作ることも大切です。
壁際に寝ている人はどうしても圧迫感があり,寝返りがうちづらくなっているので,壁から離して寝ることがお勧めです。
寝間着は滑りやすい素材の綿,シルク,麻がお勧めで,ごわごわしたスエット,もこもこしたパジャマなどはN.G.です。毛布も寝返りを打ちづらくするので布団の上にかけるのが勧めです。
もう一つはまくらです。高すぎず,柔らかすぎず,寝返りのうちやすいまくらを使用することです。
寝相のよい寝方は,歳と共に弊害がでてくるとは驚きですが,寝返りのうてる柔らかな体をいつまでも保ちたいものです。