転売、転売、また転売
朝礼ネタ1892 2021/01/01 マナー社会・経済転売という行為がより問題視されるようになったのは、ヤフオクやメルカリといった自由に商品を出品出来る手段が増えてきた頃である。
例えば現在は入手困難で、その道の人なら垂涎ものと言われているようなレアアイテム。
芸能人やアーティストのイベントでしか手に入らないようなアイテムを特に好きでもない人がそのアイテムを転売したいが為にイベントに参加するといったことも問題視されている。
しかしイベント自体は何かしらの条件を満たせば参加出来るものがほとんどで、転売目的でのイベントの参加が禁じられているわけではない。
また、純粋なファンにもかかわらず、メルカリなどで高く売れるとわかると欲望に負けて出品してしまうケースもある。
メルカリなどは売り買いする双方が手軽であり、需要に対してすぐに対応出来てしまう点から売り手側もつい出品して手放してしまう。
とはいえ、純粋なファンの大半はそのレアアイテムを所持していることに誇りを持っている人達なのですが、転売屋からは「偽善ぶってファンということをアピールしている」と何故か批判されてしまうのが一番辛いところである。
転売屋からすれば「転売を規制する法律は無いし、やったもの勝ちである」というのが本音のようだ。
サイン会などで手に入れた直筆のサイン色紙も、言ってしまえば人が名前を書いた紙と言われたらそれまでであり、それに対して万単位の値段が付けば売りたくなる気持ちもわかる。
しかし転売は時としてニュースにも取り上げられて物議をかもす場合もある。
その根底にあるのは、人としてプライドは無いのか、ということだ。
金が全てなのか、偽善と呼ばれてもファンとしての意地を見せるか、どちらがいいともいえない時代ではあります。