最近の若者はダメだ、こんなセリフをついつい喋っていませんか
朝礼ネタ5906 2024/08/19 教育コミュニケーション「最近の若者は本当に指示待ちばかりで困っているわ」こんなセリフをつい漏らしてしまっていませんか。
部下や後輩を持つ立場になりますと、若者に対して厳しい言葉が出やすくなります。もちろん実際に職場で、受け身ばかりの後輩や新人がいるのかもしれません。
ただ冷静に考えてみれば、だれでも最初は右も左も分からない受け身の状態です。私たちも当たり前ですが、働き始めた当初は一体なにをどうすれば良いか全然わからずに、色んな人々へきっと多大な迷惑をかけてしまったことでしょう。
若手から信頼してもらえる素敵なリーダーを目指したいなら、「最近の若者はダメだ」といったニュアンスのセリフはNGと言っても過言ではありません。指示待ち状態になっている後輩や部下は、わざと怠けているわけでもないですし、ポテンシャルがないわけでもありません。もしかしたらマネジメントする側のシニア世代、中堅世代のスタッフが明確な指示を出せていない可能性も案外高いのです。曖昧な指示が通じるのは、それこそ勤続年数が長いベテラン勢だけです。
また世代間ギャップのことも、部下や後輩を指導する上で意識したいポイントです。例えば、同じ「電話」という単語を聞いても、50代と20代では頭の中に浮かべるモノのイメージが全然違ってくるでしょう。50代なら固定電話や公衆電話などを連想し、20代ならスマホ、もしくはガラケーかもしれません。単語一つ取ってみても、世代間で連想するモノや価値観が変わって来ますので、年齢差がある相手と話す時こそ、しっかりと言葉のイメージを一致させたから本題を切り出したいものです。指導する側の役割であり、マネジメントする世代こそが積極的に世代間ギャップを意識したり、曖昧な指示は極力避けて具体的な言葉や数値で話さなければだめでしょう。