脇道に咲く花に心を奪われてやることをやらないのはダメ
朝礼ネタ5839 2024/05/20 社会・経済心理・メンタル世間では貯蓄から投資へといった具合に投資を奨励しているようです。それで、政府が音頭を取っている長期投資を始める人が増えれば、老後問題も少しは安心なのでしょうが、そうは問屋が卸さないようで、長期投資などせずに投資は投資でも株主優待クロス取引に命をかけている人も多いようなのです。
このような人というのは株価の変動リスクを過剰に恐れるあまり、長期投資できず、かといって金融機関への貯金では利息はほとんどつかないので、そのような人がリスほぼゼロでできる株主優待ただどりにはまっていくのもわかります。
しかし、本当に株主優待ただどりに力を入れて、株価の値上がりによって資産を築く投資をしないことが本当にいいことなのでしょうか。
もちろん、株主優待ただ取りとは別に最低限長期投資を積み立てでやっているのならば、そのクロス取引はいわば「趣味の範囲」のことなのでそれについて私はとやかく言うつもりもありません。なぜならば、趣味でありその行為自体が楽しみなのですから利益というものは考える必要はないからです。
しかし、社会人として働く現役世代の人でそれに力を注いでいる人は正直に申し上げて投資とはいかなるものかを根本的に考え直したほうがいい私は思います。
このように、政府が何を求めて私たちに投資を促しているのかということを考えるということは、会社が自分に何を求めてられて仕事を割り振っられているのかを考えて行動することはと通じるものがあると思うのです。
つまり、脇道にある「何か」に目を奪われてやらなければならいことをしない大人として生きていくのか、それともやらなければならないことをまずやり遂げる大人になるのか、そのようなことを考えて行動したほうがいいと私は考えます。