最近、「メンタルヘルス」という言葉をよく耳にするようになりました。これは精神面における健康のことで「こころの健康」とも言われます。精神的な病気という意味合いだけでなく、職場や家庭などの環境に適応できているか、いきいきと仕事ができているか、といった広い意味で使われることも多いようです。

多少のストレスや悩みは誰にでもあると思うのですが、それが大きくなりすぎて心や体の調子を崩す人もいます。仕事を休んだり、やめざるを得なくなる人も増えているようです。心が不調だと体の方の調子も悪くなりますから、仕事への意欲が低下したり、時間をかけても仕事がはかどらなかったりします。心の問題は仕事の問題にもつながると思うのです。

心を健康に保つにはまず、健康的な生活習慣を身につけることが大事なようです。バランスの整った食生活、しっかりとした休息、適度な運動などを習慣づけておくことが大前提としてあります。そのうえで、リラックスすることのできる時間をもつと良いそうです。たとえば、お気に入りの入浴剤を入れた湯船にゆっくりつかるとか、好きな音楽をのんびり聞くとか、簡単にできそうなことをとりあえず行ってみると良いようです。

悩みであったりつらいと感じていることは、自分一人で抱え込まず、誰かに話をするだけで、気持ちが軽くなることもあると思います。職場の中においても、みんなが気軽に話ができるような雰囲気をつくっておくことは、大切なことだと思います。