入社試験の算数の問題は難しいのか
朝礼ネタ5086 2022/06/17 社会・経済教育数学とは不思議なものでできる人はとことんできるし、できない人はいくら時間をかけてやってもできるようにならないといわれています。しかし、できる人はとことんできるということは否定しませんが、できない人はいくらやってもできないというのはちょっとちがうような気が私はします。
なぜならば、数学ができない人の多くは本当に数学での点数のとり方を知らないのです。数学で正解を出すためにやらなければならないいことは解法のストックを一定以上頭に入れておくことなのです。しかし、多くの人は大した努力もせずに少しだけ勉強して数学の点数が上がらないと「私は数学的センスがない」と言い出します。
確かに、そのような普通に人が数学の発見をするような博士になれるかといえば、その可能性は非常に薄いと言わざるえません。しかし、学校の勉強ではそのような数学者になるための力とは別なテクニックさえあればいいだけなので、基本的に数学的センスなどなくても何とでもなります。
ですから、会社での一次試験のペーパーテストでは中学生くらいの生徒でも楽々できるような数的処理の問題が出されるのです、あのような問題というのは数学的センスなどなくても、「こう来たこう解く」という風にいわば流れ作業でできる問題ばかりです。
しかし、私立文系の学生の中でも小学から文系だったような人を弾くにはあのような簡単な問題でも十分弾くことができるので、あれを企業は未だに行ているのです。入社試験の算数の問題なんてこの程度です。