入学試験とは平等に与えられたチャンス
朝礼ネタ5074 2022/06/05 心理・メンタル教育どういうわけか日本人の多くは難関大学というか偏差値の高い大学を出ている人たちは頭がいいという風に考える傾向があります。それは大学を出てない人だけではなく、出ている人たちの中にもそのようなことを考えている人がいるので不思議でなりません。
なぜならば、文系であれば日本で一番難しいとされている大学でなければ、普通の人でも合格してしまうということを知らないからです。このように言いますと、多くの人はそんなことはないとか、ドラゴン桜の読みすぎだとかそのように考えてしまうかもしれません。しかし、大学入試などというものは、ある種のテクニックで受かる部分も存在しているのです。
もちろん、難関大学に合格する人のすべてがテクニックだけで合格しているわけではなく、ほんとうの意味で知的な人も合格します。しかし、そのようなある一定以上の本当の意味でその大学にふさわしいと思われる人というのは大学に入学してくる人の中のごくわずかであり、入学してくる学生の多くはこのテクニックを多少なりも駆使してなんとか合格してきた人、言い換えるならば当落線上にあるような人が大半なのです。
このような事実を知ってしまうと、たとえ凡人でもあっても圧倒的な努力で勉強すれば合格する確率の上がる大学受験とは凡人がチャンスをつかみ取るために与えられた平等なチャンスだといえます。
ですから、我々の仕事は学生にそのことを教え、学生が一念発起してくれるような気持にさせることが重要な仕事の一つだと考えます。