キャンディ効果について。
朝礼ネタ5032 2022/04/23 心理・メンタルコミュニケーション何か仕事や課題に取り組む際、悩みやストレスなどを抱えた状態で取り組むより、ポジティブで前向きな気分で取り組んだ方が、作業が捗るのは想像に難くないでしょう。
このキャンディ効果は、そんな仕事や課題に取り組む際のモチベーションづくりに役立つ現象です。
このキャンディ効果は3人の心理学者がおこなったある実験によって証明されました。
架空の患者の症状や病歴を読み上げ、経験豊かな医者達に診断してもらいます。
医者達をA,B,Cの3チームに分けます。
Aチームの医者には、事前に何もしません。
Bチームの医者には、事前に医学関係の記事を読んでもらいます。
Cチームの医者には、事前にキャンディを挙げます。
この結果どうなったかと言いますと、AチームとBチームでは、診断の速さや正確さに差異は見られませんでしたが、Cチームにおいて、AおよびBチームと比較すると、2倍の速さで正確に診断ができたという実験結果が出ました。
このことから、キャンディをあげるということが、仕事の進捗や成果に良い効果をもたらすということが分かりました。
この実験結果を実際のビジネスの場に応用すると、仕事が始まる前に同僚や部下の最近の仕事ぶりをほめたり、お菓子を配ったり、そういった心配りをすることによって、職場の雰囲気自体も良くなり、仕事が捗る環境づくりができるのではないかと考えます。
私もこのキャンディ効果を参考にして、働きやすい職場づくりができるように努めていきたいと思います。