本に書かれていることが本当に正しいのか検証しなければならない
朝礼ネタ4896 2021/12/05 社会・経済投資・資産運用株式投資が好きな人の中にはPBRが1倍以下だから割安だとか、PERが10倍以下だから割安だとか、とにかく初心者向けに書かれた株式投資の本に書かれていることを信じ切っているベテラン個人投資家もいます。
そのような人というのは書籍に書かれているものはすべて正しいことだという風にでも考えているのでしょうか。彼らにとって投資本も学校で使ったテキストも同じように現在のところ正しいことが書かれていると思っているのでしょうか。
しかし、残念なところ、ちまたあふれている書籍の中身とは、正しいことが常に書かれているわけではないのです。
ですから、我々は書籍に書かれていることが本当に正しいことなのかを自分で検証しないといけないのです。このように申し上げると「株式投資というのはめんどくさい」という感想を持つ人も多くいるかもしれません。
私はそのような人は株式投資に向かないので、株式投資なんてやらないほうがいと考えています。
つまり、もし本当に株式投資に興味のある人ならば、PBR1倍以下の企業の株価は株価が上がった時にはどこまで上がったのかを統計的に自分で調べる作業というのは苦痛な作業ではありません。むしろそのようなことを調べることは結構おもしろい作業になると思います。
私も様々な投資本を読んで、そこで提唱されている考え方が本当に現在の市場でも機能しているのかを調べる作業をやってから実際に投資を始めます。これくらいのことをやってから投資をすることが当たり前だと思う人しか投資では勝てないと私は考えています。
仕事もこれと同じで、仕事をある程度経験したのならば今までのやり方が本当にいいやり方なのかを検証しないといけないのかもしれません。