相手や環境のせいにする前に、自身の行動を見直そう。
朝礼ネタ4712 2021/08/03 心理・メンタル教育自己啓発友人との雑談で、考えさせられることがありました。
友人は同じ部署の人の愚痴を言っていたのですが、部署の人を責めているような表現ばかりが目立ち、胸が痛みました。
愚痴は適度にはきだすのが大切ですが、一方的に相手ばかりを責めるのは好ましくありません。
もしかしたら、自分が直さなければいけないこともあると思います。
私は友人の発言を受けて、部署の人にどうなってほしいのか、一番直してほしいところは何なのかを聞いてみました。
突然の問いかけだったので友人はちょっと答えに詰まってしまいましたが、これを整理しなければ次のステップには進めません。
相手に直してほしいところがあるなら、なぜ直してほしいのかを明確に伝えられないと相手も困ってしまいます。
また、部署全体が「あの人、簡単な仕事もこなせないのは困っちゃうよね」という雰囲気だったら孤独感が強くなってしまいます。
環境や相手の性格が受け入れられないと、そちらのせいにしてしまいがちですが、ちょっと踏みとどまってください。
本当に相手や環境だけの問題でしょうか。
もしかしたら、誰かの行動がきっかけで解決できることがあるかもしれませんし、性格は「十人十色」、合わない人がいて当然です。
時には広い視野で周りを見て、自分自身が環境を変えることも大切だと私は考えています。
皆さんはいかがでしょうか。
「あの人は仕事が早いけれど、あの人は遅い」、「あの人には何を言っても通じない」など、無意識に言っていませんか?
皆さんにも「仕事がこなせなかった頃」があったと思います。
もちろん私にもありましたし、今でもわからないことだらけです。
私も「この人には、どのように言えばわかってもらえるだろうか」と考えることがあります。
あまりにも話が進まないと、逃げたくなったこともありました。
逆の立場になって考えると、そういう決めつけをされると悲しいです。
「他の人はできているのになぜ?」と毎日が憂鬱になるでしょう。
世の中にはいろいろな人がいます。
「この人はこれが得意だからここで力を発揮してもらおう」、「苦手なところは皆で補っていこう」とポジティブに考えてみませんか?
「補ってやるか。補うしかないのだよな」という雰囲気が相手に伝わっていないか、今一度自身の振る舞いを見直すことも大切です。
相手や環境のせいにする前に、自分はどのようにしたいのか、最終的にどう環境を変えたいのか、まずそこを整理してみてはいかがでしょうか。
仕事が苦手な人に対しての指示が足りていないとか、やりにくさをヒアリングできていなかったなど、意外と身近なところに問題があるかもしれません。
縁あって出会えた仲間です。
言葉や行動で相手を責める前に、互いにフォローできているかをじっくり考えてみましょう。