してくれないというのをやめてみる
朝礼ネタ4669 2021/05/01 社会・経済心理・メンタル商品・サービス見返りを求めることは、社会人としてなら、利益となるでしょう。
売れない本の著者が「なぜ自分の本を買ってくれないのか」といえば、「甘ったれるな」と誰しもが思うのではないでしょうか。
日常でも同じで、「うちの妻は家事をしてくれない」とか、「うちの部長はメールを送っても返信してくれない」とか、「うちの部の人たちは誰も自分の仕事を認めてくれない」とか思うはずですが、それらは全て自分に還ってきてしまう「愚痴」です。
つまり、「くれない」と言ってしまうのは、自分に向かわず人のせいにする、という誰のためにもならない思考方法です。
でも、染み付いてしまったものはすぐに直せないので、まずは「くれない」と言わないようにカタチから入るようにしてみるのはどうでしょうか。
「くれない」と言いかけたら、その寸前ですぐに別の言葉に言い換えるのです。
「家事をしてくれない妻」と結婚したのは自分で、自分が手伝ったらいいじゃないか、やるなら楽しくやろう、どういう工夫をするといいだろうかとか、「メールの返事をしてくれない部長」の部署に来たのは自分で、それならば電話するか直接言いに行こう、行ったついでにお茶菓子代をもらっちゃおうとか、「自分の仕事はみんなが認めてくれない」けど、自分は納得いくまでやっている、もっとやってスゴい領域に達しちゃえ、とかに言い換えるのです。
愚痴なことを言っている時間と心はもったいないので、その分のエネルギーを自分は何をするかというプランに置き換えてすぐに動くだけで、自分だけは前に進むことができます。
それを見て、微動だにしなかった相手も動くかもしれません。