「ゆるい就職」の考え
朝礼ネタ4457 2021/01/01 心理・メンタル社会・経済近頃、「ゆるい就職」という言葉を耳にしますが、皆さんは聞いたことがありますか。
近年の若者が望む、「仕事に対しての考え方」といえばわかりやすいでしょうか。
正社員になって、仕事に明け暮れる生活から、ゆとりがある生活を希望する若者が増えているそうです。
世界からは、日本に対して、昔から勤勉で働き過ぎといった印象をもたれています。
その逆に、外国では第一に優先されるのは「プライベートタイム」となり、仕事は第二・第三と位置づけされているのが多いようです。
現在では当たり前の、週休二日制も外国の考えを取り入れての制度になったのは、ご存じかと思います。
企業が世界に進出していく中で、「仕事の時間」と「休暇の時間」の考えが違うことは、デメリットにつながる要因になったことは否定できないでしょう。
長期休暇があることで、家族サービスで旅行や趣味に力を入れることができる外国の制度に敏感に反応した改革だったと思います。
これらの考えと、今回の「ゆるい就職」の考えが延長線上になっているとは思えませんが、類似する考え方は有ると思えます。
ある企業が打ち出した企画には、「週休4日で月収15万円」というものがありました。
この説明会に参加した若者の意見には、「現在の週休2日では、好きなことができない。」というものや、「安定を選んで、好きなことを諦めるか。」という意見もありました。
確かに「ブラック企業」という言葉もあるように、残業・・・残業と従業員に不当に要求をする企業もあります。
これを考えると、「仕事のために生きているのか、生きるために仕事をしているのか」と自問自答する若者が増えているのも理解できます。
仕事に対する考え方は、人それぞれに意見があると思います。が、戦後を経て高度成長期へ日本を支えてきた、中高年層の意見はいかがなものでしょうか。
やはり、「そんな考えで生活などできない!家族を養えない!」とお叱りを受けるのでしょうか。
または、大きな変革として日本が様変わりすることを容認するのでしょうか。
この問題については、さまざまな角度から検証していくことが重要なポイントになると考えられ当然、短期間で善し悪しが付く問題では有りません。
私は、もう少し時代の流れを見ることにしたいと思いますが、皆さんの意見はいかがなものでしょうか。