エイプリルフールの嘘について!
朝礼ネタ263 2021/01/01 メディア・ニュース社会・経済風物詩・季節行事 本日は4月も近いということで、エイプリルフールについてお話したいと思います。
エイプリルフールとは皆さんご存知のように、毎年4月1日には嘘をついてもよい、という風習のことです。
英語ではエイプリルフールズデイ、日本語では直訳して四月馬鹿と言いますね。
英語で単にエイプリルフールと言う場合は、4月1日に騙された人のことを意味します。
この風習は世界各国に広まっていて、日本での広まりは大正時代からだと言われています。
その起源は諸説いろいろありますが、決定的な根拠のある説は今のところ見つかっていません。
したがってエイプリルフールが、いつ、どこで始まったのかは不明になっています。
エイプリルフールには一つの世界的なルールがあります。
それは、嘘をつくのは午前中だけで、その嘘をついた人には、午後から嘘をついたことを教えなければならないというルールです。
このルールは、日本ではあまり守られていないような気がします。
昭和の時代までのエイプリルフールでの嘘のつき方は、仕事仲間や友人間・家族間など、ごく限られた範囲での嘘でした。
しかし平成に入ってからは、その嘘の範囲がテレビやネットまで広がり、個人から大手企業までと大きな広がりをみせてきました。
その代表的なのが、イギリスの国営放送局BBCですね。
代表的な嘘の例としては、「ビッグ・ベンの時計がデジタル時計になる」とか、「ペンギンが空を飛んだ」とかいうものです。
このようにエイプリルフールの嘘は、聞くと「えっ!嘘!」となりますが、誰も傷つけてはいませんね。
これもエイプリルフールの嘘のつき方のルールです。
最近はその嘘をついて宣伝効果を出すために、大きく仕掛ける企業も出てきています。
例えば2015年の例をあげてみますと、
・講談社がドローンによる本の宅配サービスを始める・・・とか
・桃太郎、浦島太郎、金太郎が登場するauのCM「三太郎」が、ハリウッドで映画化され、桃太郎たちが宇宙から襲来する鬼と戦う・・・
とかなどです。
これぐらいの嘘だと、あってもおかしくない事ですし、あとで「なぁ~んだ!」と言ってすみますね。
しかし、過去には日本でも、通信社が配信した嘘記事を、新聞社が本当のニュースとして掲載したことがあります。
また日本の新聞社が掲載した嘘記事を、韓国の新聞社が掲載したりしたこともありました。
ここまでいくと、やりすぎですね。
やはりエイプリルフールの嘘は、誰も傷つけず、誰にも害を及ぼさず、午前中についた嘘は午後には嘘と分かるように教えましょう。
以上!今日はエイプリルフールの話しでした。