ビジネススキル「段取り八分」~8割の準備と残りの2割~
朝礼ネタ2506 2021/01/01 効率化営業安全物語の展開や組み立てのしかたを段取りを言いますが、あらかじめ物語を作る時に行う準備のことを言います。その段取りについて「段取り八分」という言葉がビジネスで使われることがあります。
成功するかどうかは、8割の準備で決まることを言います。ビジネススキルでよく使われる言葉ですが、8割の残りの2割は何なのか。それを考えてみると、仕事によってさまざまな状況があります。
私の経験では、2割は突然起こる例外的状況を含みます。下調べや書類の整理、データ確認を8割しっかり行っていれば、当日の天候やクライアントの都合など予測できないことがあっても、すぐに臨機応変な解決策を考える余裕ができるということです。
特に現場での安全対策については、効果を発揮します。2割の中で想定できることの多くを、頭で考えることができるからです。
入社したばかりだと、この8割のために、夜が眠れなくなることもありました。しかし、8割の準備は、仕事が慣れてくるとだんだんと早くなり、効率がよくなります。
一方で、準備をするなら、当日に完璧にできるように準備を10割しておこうという人がいます。10割準備をして安心してしまうと、臨機応変な対応できなくなってしまいます。8割の準備と残りの2割は、可能性を考える余裕を作らないといけません。
あるいは、人によっては、5割の準備で朝早く起きてから残りの3割を準備しようという人もいます。体が疲れていたなどで、早く起きられないことがあったりと、かなりリスクが高くなります。
そのようなことになってしまったということは、要するに準備できなかったということです。8割という数字は、よく考えられていると思います。ぜひ実践してみてください。