「相手は自分を写す鏡」の落とし穴

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  • 「相手は自分を写す鏡である」
    これは昔からよく言われている言葉です。
    「相手からされて嫌なことは、自分が無意識のうちに相手にしていること」であったり、「自分から興味を持って接すれば、相手も自分に興味を持ってくれる」というものだったりします。
    確かにある一面でこの言葉は非常に当てはまっております。
    しかし、何事も一つの面からでは解決できない問題もあります、今回は一つの考えに固執してしまうことの危うさを考えてみたいと思います。

    あなたは、「相手は自分を写す鏡」であるはずなのに、「自分のしてきた事を相手が正しく写してくれなかった」時にどう思いますか?
    「しょうがない」と諦めるか、「どうして自分は相手を優先したのに相手は同じようにしてくれないんだ!」と怒りを感じるか、「相手に対して自分の伝え方が足りなかったんだ」と反省するか。
    これらはどれもが正しい反応ですが、注視するところは「バランス」が取れているか、と言うことです。

    あなたが同僚に仕事を頼まれた時、善意でその仕事を最優先にこなしたとしましょう。
    そして別の日にあなたがその同僚に仕事を頼んだとします。
    しかしその同僚はあなたの仕事を後回しにしてしまいました。
    その時に怒りの感情が湧いてくるのは、「自分と同じようにしてほしい」「自分のしていることは正しい」という感情の裏返しです。
    誰も自分のしてる事が全然正しくないと思ってやっている事は少ないでしょう。

    しかし激しく詰め寄りたい気持ちを堪えて、「急ぎだったことを伝えなかった自分が悪い、次はちゃんと伝えよう」と思い直したとします。
    自分の落ち度を認めるのも自分への振り返りになる有用な行いだと思います。

    そして、「こんなこともたまにはあるんだ」と諦めて日々の仕事に戻ります。
    過ぎてしまったことを悩んでも仕方ないというのも一つの考え方で、否定するものでもありません。

    この3つのどれにも偏らずに、上手に対処していくのが人間社会を「上手に」渡っていくコツだと言われています。
    しかし「上手に」渡っていくだけでは本質は見逃されて、今後もこのような課題に悩まされることに成るでしょう。
    ではどうすればそれは改善されていくのでしょうか。

    それには、人間関係には必ず相手がいる、という事を認識することが大切です。
    そしてその相手というのは必ずしも自分と同じものさしを持っている訳ではないということを知る必要があります。
    尚かつ、「自分と違う相手」を尊重しつつ自分の事も尊重してくれる努力が必要と考えます。

    共通しているのは、コミュニケーションが取れていれば防げたかも、と言うことです。
    それが一番の問題だと、皆さんは考えると思いますが、それこそが「相手は自分を写す鏡」と一面的に信じることの落とし穴です。
    鏡には横を向いた姿は横を向いたまま写ります、正面から向き合うことが自分の姿を正しく写すために必要なことではないでしょうか。




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