「苦労は買ってでもしろ」を読み解く

  • 追加
  • 「苦労は買ってでもしろ」という諺は、皆さんも耳にした事はあるでしょう。
    私などは、自分を責められている様であまり耳障りの良い諺ではありません。

    この諺の意味を、皆さんはどの様に理解されているのでしょうか。

    人格形成の肥やしになるから。
    柔軟で真っ白な若い人の人づくりの基礎を固める為。
    早い内に頑張って働いおけば後が楽になる。
    体力気力のある若い時なら苦労に耐えられるから。
    苦労をすれば偉くなれるから。

    などなど微妙に違った様々な捉え方がある様です。

    世界的にも優秀な企業・トヨタ自動車の源流である豊田自動織機の創業者・豊田佐吉のあるエピソードが残っています。
    企業家として大成功を納めた佐吉はその故郷を非常に大切にする人でした。

    ある時期、故郷の村が金銭的に困り、名士である佐吉に借金を頼もうと村の人々が訪ねて来ました。
    佐吉は彼らを大歓迎して豪華な食事や観光で歓待し、旅費や小遣いまで出してあげました。
    しかしとうとう最後まで借金には応じなかったと言います。

    借金は借り易い所からしてはいけないと佐吉は言ったそうです。
    そういう考え自体が甘えであり、甘い思いがある内は物事は絶対に成就しない、と言うのです。

    つまり「苦労は買ってでもしろ」に通じる佐吉の考えですが、私は佐吉のこの言葉を、苦しい事が訪れた時の準備をしておけ、と読み解きます。
    仕事にしろ事業にしろ順風満帆ばかりではありません。必ず逆風の吹き荒れる時が来ます。
    いざ、そうなった時、人は急には心の準備も適切な対処もできるものではありません。
    甘い考えは捨てて、平素から苦しい状況の中に自らを置いて準備と訓練をしておかなければならない。そう佐吉は言っているのだと思うのです。

    凡人の私にはなかなか難しい事ですが・・。




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