猿は何故天下人になれたのでしょうか。

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  • あなたが思い描く戦国の武将とはどんなイメージですか? 
    身の丈六尺(約180cm)の大男、鎧兜を身にまとった恐ろし気な面貌、槍や刀を振りかざしながら軍馬で疾走する姿などでしょうか。

    貧相で背丈も低く、顔はまるで猿の様に皺くちゃな小男はどうでしょう。おおよそ戦国武将とはかけ離れていますね。しかしこんな武将がいたのです。
    少し歴史を好きな方ならもうお分かりでしょう。そう、豊臣秀吉です。

    戦国時代の武将は、戦場で生き残る為に頑丈で大きな体を持ち、屈強でなければなりませんでした。
    そうでなければ大名であっても家臣に信用されませんでした。弱い主君では攻め滅ぼされかねないからです。

    しかるに非力で小男の秀吉がどうやって数々の戦に勝利し、天下の主にまで昇り詰める事が出来たのしょうか。
    それは自分の非力を補って余りあるそれ以外の能力を磨いたからではないでしょうか。

    小さいからこその機敏な動き、機知に富んだ発想、人心収攬術など誰にも負けない程にそれら能力を高め、縦横無尽にその能力を駆使してのし上って行きました。
    その類まれな才能に惚れ込んで多くの人が秀吉の家臣として同僚として彼の欠点を補い助けて、秀吉を天下人へと押し上げました。

    しかし秀吉は単に能力才能が豊かだっただけではありませんでした。彼を見込んだ人々は、実は彼の誠実さに惚れ込んだのです。
    勿論、戦国の世にあって生き残りや出世など後の見返りは期待していたでしょうが、その根本は秀吉に対する信頼でした。

    周知の如く秀吉は元々の武士ではなく最下層民出自で社会的な信用は皆無でした。
    そんな彼に、野武士の棟梁であった蜂須賀小六が臣従したのも、信長が家臣として欲した程の竹中半兵衛重治が、信長直属でなく秀吉に仕えたのも秀吉の裏表のない真心に触れたからです。

    その秀吉の誠実真心とは、兎にも角にも何事によらず己の力の限界いっぱいまで使って仕事をする姿勢でした。
    駆け引きでなく、誤魔化しも無く事にあたる様子に感じ入って、周囲の人は秀吉の欠けた所を補ってくれたのです。

    最初から人に何かを期待するべきではありません。先ず自分が先頭に立って誠心誠意、力一杯進む事が大切です。
    だからこそ懸命に仕事に向かうそんな人間が困った時は、いつの間にか人が手を貸してくれるのです。




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