和光同塵って知ってますか
朝礼ネタ2112 2021/01/01 故事ことわざマナー規則・ルール和光同塵という言葉があります。自分の才能や学徳を隠し、俗世間に混じって目立たないように生活する事です。
皆さんの中にもこのような方がいらっしゃるかもしれませんね。本当は凄いのに隠してるだけの人が沢山いるんでしょうね。
わざと出来ないふりをしてすぐに出来る仕事を何日もかけてやっているのかもしれませんね。
仮に天才がいたとしましょう。彼は和光同塵をして会社員をしていました。彼が本気を出せばすぐに解決できるのに、黙っていたのです。
それはいい事なのでしょうか。天才がばれたら期待され過ぎて困るから黙っていたというのでしょう。
でもそれは間違いなのです。天才だからと言って万能ではありません。できる事が多いかもしれませんが出来ないこともあるのです。
会社は出来る事を買ってくれているんですから、彼が黙っていることは裏切り行為にあたります。
その天才が苦手な事で雇われたらどうでしょう。本当に出来ないから真剣にやらざるを得ないでしょう。
しかし実績があまりに悪ければクビになることもあるでしょう。クビにされた彼に言える事がありますか。
それは単なる思い上がりでしかないのです。出来ないことは克服すべきですし、できる事は精いっぱいやることが仕事なのです。
会社は一人で成り立つものではありません。個人ではなく組織として個人の力を使っているのです。
その中で一人楽をすることは他の人に迷惑をかけているだけだと思いませんか。
天才がすぐに意見していたら会社が助かり社員全員が助かったのかもしれないのです。
これから困難な問題に直面した時に考えてみてください。自分は本気でやっているのかと。
もし少しでも疑問があるのなら考えなおして下さい。同僚に迷惑をかけてはいけないでしょう。
あなたは天才ではないかもしれませんがもっとできるのかもしれませんよね。
話しは変わりますが子供が遊んでいて凄い発見をしたとしましょう。でも子供にはその発見の事は理解できないでしょう。
発見の意味を知るまでに何年かかるか分かりません。それまでその大発見はねむらせるのですか。
誰かそれを見た人が気づけば発見は10年以上早く活かされることになります。
なんでもそうなんですね。何もしなければ無意味なんです。
会社では人の意見も聞かなければいけません。同時に子供の発見を見過ごしてはいけません。
認めるべきものはちゃんと認めてしかるべきなのです。
その事が未来を変えていくことになるかもしれないのです。
誰だって可能性を持っているんです。それを存分に使いましょう。それでみんなが幸福になれるなら最高じゃないですか。
そして周りを認めてあげましょう。自分にないものを持っている人には敬意を払いましょう。
そうすれば自分も認めてもらえるようになるでしょう。
協力するってそういう事から始まるのですよね。
共同作業が会社ですから、同じことです。