河海は細流を択ばず

  • 追加
  • 例年、大型連休明けに話題となるのが五月病です。
    新年度がはじまる4月にはやる気に満ちていた新入社員や新入学生が、環境不適応などから精神的に不安定な状態となることをさす言葉です。

    近年は、五月病どころか入社して間もないのにやめてしまう新入社員が現れ、話題となることがあります。
    理由を聞いてみると社風が合わない、自分のやりたいことができない、思っていた会社と違ったなど自分なりの「辞める理由」があるようです。

    今から2000年以上前の秦の時代に宰相まで上り詰めた李斯の伝記に「河海は細流を択ばず、故に能く其の深きを就す」という言葉が書かれていました。
    直訳すると、黄河や渤海はたとえ小さな流れであっても捨てることがない。
    だからこそ、あれほどの深さになる」となります。
    大人物はどのような相手とも差別なく付き合い、見分を広げることができるという意味にもなります。

    さて、これを現代に置き換えてみましょう。
    大学在学中から熱心に企業を調べ、自分がやりたいことをできる会社を探し、そこを目指して「就活」を頑張ってきた人にとって、やりたいことができないという環境は耐え難いものかもしれません。
    しかし、自分の意に沿わないことでもチャレンジしていけばそのことは成長の糧となるかもしれないのです。
    自分の気に入った、自分の価値観と合致するものだけを選択しすぎると、自分自身の成長を阻害することにもなりかねません。
    自分とあわない流れもブレンドしていくことで、自分の器が大河や大海に匹敵するほど大きくなります。
    食わず嫌いをせず、どんな細流でも貪欲に吸収してみてはいかがでしょうか。




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