価格を取るか、信頼を取るか
朝礼ネタ2094 2021/01/01 IT・テクノロジー営業グローバルな世の中になり、世界各国の製品が何時でもどこでも買えるようになりました。各販売店は価格競争に走り、少しでも安さをアピールしようとしています。特に家電やパソコン関係などはびっくりするほど安い製品があります。
私の実体験ですが、数年前国産メーカーの液晶テレビを買いました。当時はかなり高かった記憶がありました。そんな時弟が、外国製の激安液晶テレビを買ったと言っていました。価格はなんと私の買った価格の半額以下でした。その時は私は少し後悔していました。
数年後我が家のテレビの背面から煙が出だしました。慌てて電気屋さんに連絡すると、メーカーの人が飛んで来ました。なんと無償で基盤を変えてくれて、新品のような映りになりました。その1年後、今度は液晶が真っ黒になり、前回の担当者の人に電話すると、再び基盤を無償で交換してくれました。話によると、耐用年数を過ぎない限り、自然故障は無償だといいました。
ある日、弟の家に行くとテレビが変わっていました。聞くと外国製のテレビは1年前に映らなくなり、修理を頼むと、買った金額より高くなると言われ、買い替えたそうです。更に外国製品は、交換部品は全て取り寄せで、保証期間を過ぎると全て有償だと言われたそうです。
ここで日本のメーカーの素晴らしさを再認識しました。売ってしまえば終わりの激安外国製品に対し、少し高いが耐用年数までは保証してくれる日本のメーカーです。これが日本のモノづくりなのかと思ったほどです。それ以来、家電製品は日本製品を買う事にしています。
これは私たちの仕事でも同じだと思います。同業よりも安く卸し、後は知らないという会社と、値段よりも相互の関係を重視する会社ではどちらが信頼関係が気づけるかと言う事です。テレビに例えると、外国の激安製品は必要な時だけ利用する会社で、日本メーカーは、困った時に頼れる会社だと思います。私も日本の家電メーカーの対応を常に頭に置いて、信頼できる営業マンになりたいと思います。