「安全のABC」日常で役立つ確かな礎
朝礼ネタ1961 2021/01/01 名言・格言安全教育建設業界でよく表題として扱われる言葉の中に「安全のABC」という言葉があります。
Aとは「当たり前のことを」。
Bとは「ぼんやりとせずに」。
Cは「ちゃんとやる」、または、「しっかりとやる」。
というように表現するようです。
Aの当たり前のことというのは、誰の目にも明らかなこと、当然のことを指します。
Bのぼんやりとせずにの意味することは、集中して、他の考え事をせずに。
Cのちゃんとやる、しっかりとやるとは、手順を省略したり、横着をしない、ルールを守るといった部分となります。
この安全のABCを守ることでヒューマンエラーを起因とした怪我や事故を未然に防がことができます。安全というのは特別な対策をとれば確保できるものではなく、一人一人がしっかりと意識を持って行動することが肝要だということのようです。
この安全のABCを実生活に当てはめてみると、電車を利用する際には駅に入りホームを通行します。
駅のホームを歩行する際には線路側の端を歩くよりホームの中央付近の通路を通行したほうが安全だとわかります。
これがAの部分です。
通行する際には黄色い線の内側を通行するよう場内アナウンスが耳に入ります。これを考え事をしたり、ぼーっとしながら歩いていたりするとアナウンスが耳に入らなかったり、聞こえていても黄色い線を超えてしまっていたりするケースもあり得ると思います。これを防ぐのがBの部分です。
歩行中に歩きスマホをしながらホームから落ちて怪我をしたというニュースを耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、これは、自分は大丈夫、という意識や、これくらい平気だろう、という意識からくる「ルールの逸脱」といえます。
ちゃんとやる、しっかりとやる・守ることでこうした不安全な行動を律する想いがCの部分の意味するところと言えるでしょう。
この考え方はどの業界でも通ずる部分があると考えられ、また、安全だけでなく、クレームトラブル関係の防止やコンプライアンスに関しても同じような考え方が出来ます。
皆さんもやるべきことをやるべき姿勢でしっかりと履行し、高いパフォーマンスを発揮することができるよう心がけて頂ければと思います。