少しの改善を追求する大切さ
朝礼ネタ5831 2024/05/12 名言・格言効率化私は製造業に従事しているころ印象に残る、その後の考え方の基礎となる言葉に出会いました。
何かのやり方を毎日やっていることは誰しもあると思います。
例えば事務職で毎日データを定型的に入力する作業が30分程のボリュームで毎日していたとします。
毎日やっているので、作業自体は慣れています。このやり方をAとします。
ある同僚が、そのやりかたAより3分だけ早く済むやり方を考えたとします。これをやりかたBとします。
同僚はやり方Bをみんなに伝えてみたところ、「ん〜、でもたった3分だもんな、あまり変わらないね」といなされました。みんなは、新しいやり方を覚えるよりやりなれたAを続ける方が楽だと考えたのです。
同僚は気を取り直してやり方Bを続けて、ある時もう少し工夫してさらに5分早くできるやり方を開発しました。これをやりかたCとします。
話はこの先も続きますが、皆さんはここまででどのような感想を持たれたでしょうか。
同僚とその他の間にはすでに8分の作業の差が出ています。
3分、5分と聞くと微差・僅差であるように感じます。だからみんなやりたがりません。
でもこれを愚直に続けていける人は気が付けば追いつけないほど先を走る存在になります。
単純なことかもしれませんが、成長を続けていくにはウルトラCのやりかたより、こういった泥臭く感じる微差・僅差の積み重ねが非常に多いのです。
この言葉はイエローハット創業者、鍵山秀三郎氏の「凡事徹底〜平凡を非凡に努める」に詳しくあります。
仕事だけでなく、生活するうえでいつも思い出し、実践しようとしている言葉です。