雨だれ石を穿つ

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  • 昨今、IT化が進んでこの方、スピードが重視されています。
    早いことはよいことだという価値観が先行していて、それ自体が間違いだとは思いません。
    しかし、こういう時世だからこそ、根気よく続けることも大事なのではないでしょうか。

    雨であっても、ずっと同じ場所に落ち続ければ硬い岩さえも穴をあけてしまいます。
    例えば、新しい技術を生み出してそれを実用化にこぎつけるためには何度も何度も試行錯誤を重ねることが必要です。
    机上の空論と実際にやってみるとでは事前に想定できないトラブルが発生することは珍しいことではありません。
    コンビニやファミレスの新しいメニューの影にはそれに数倍する日の目を見ない試作品があるはずです。
    新薬を作り出すためには数限りない臨床実験が繰り返されています。

    一見、天才的な行動の影にも無数の試行錯誤があります。
    名医と呼ばれるような医者は才能だけで仕事をしているわけではありません。
    何回も、何十回も、何百回も診察や手術を繰り返すことで患者の病気を見抜き、病巣を適切に除去する手術を行えるのです。

    スピード重視の社会では、こうした試行錯誤をロスとみなし、成功への最短距離を目指す風潮が強まりやすいです。
    ですが、失敗を含めた試行錯誤の数こそがその人の貴重な経験値であり技術の修練に絶対的に必要なことです。
    お客様への電話がけ、窓口での応対、クレームに対する対応、製造現場における試行錯誤
    すべて、自分自身を成長させ「凡人」が「達人」へと成長するために必要なプロセスだといえるでしょう。
    そうすれば、雨が石に穴をあけるように、地道な努力が報われる日が訪れるのではないでしょうか。




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