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節分で落花生を投げる?!

  朝礼ネタ181  2021/01/01  2月地域情報風物詩・季節行事

2月といえば日本に古くから伝わる節分ですね。「節分」は季節を分けるということを意味で各季節の始まりの日の前日のことを指すそうです。

一般的には「鬼は外、福はうち」などと言いながら豆をまいたり、自分の歳の数だけ豆を食べたりとその年の無病息災をお祈りする行事です。
小さいころは町内会の集まりなどで「豆まき」ならぬ「お菓子まき」があってそれを毎年楽しみにしていた方も多いのではないでしょうか。

そんな江戸時代から伝わる恒例行事の節分ですが、同じ日本でも地域によってしきたりや風習が違うようです。

基本的に豆まきに使用する豆はお祓いを行った大豆(いり豆)です。近年は節分が近くなると近所のコンビニやスーパーなどで「福豆」が売られていますよね。

私の住んでいる地域では給食に節分の豆が出てきたことがありました。ところが、この節分の豆まきの豆、地域によっては落花生をまくところもあるようです。
その地域というのは北海道・東北・北陸・南九州の地域だそうです。「え?!なんで落花生?!」と思う方も少なくないと思います。

私もそれを聞いたときに驚きましたが、なんでも雪深い地域の節分は季節的にもちろん大雪。その雪の中で豆まきをするのですから小さくてぱらぱらしている大豆だと
まいたあとに拾いにくいわけです(いくら豆まきだからといって豆をまいてそのままにしておくわけにもいかないですからね)。

そこで考えだされたのが落花生。理由は至ってシンプル。「豆をまいたあとの片づけが楽だから」だそうです。
こうやって日本の昔からの風習がその地域の特色に合わせて変化していくのだなあ、と感じました。

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