人工知能が進歩しても仕事を失わない方法
朝礼ネタ1752 2021/01/01 IT・テクノロジーコミュニケーション自己啓発昨今の人工知能の発展ぶりには目を見張るものがあります。
将棋では、佐藤天彦名人が電王戦でponanzaに対して2連敗を喫しました。
囲碁ではアルファ碁が、当時の世界最強と目されていた韓国人棋士と中国人棋士を次々圧倒しました。
これを受けて、もはや人工知能は人間を超えるのも時間の問題だと語る人も現れ始めました。
人間を超えた人口知能によって次々に人間の雇用が奪われ、現在の75%の仕事が将来的になくなっていくと予想する学者もいます。
しかし、私はそういった風潮には異議を唱えたいと思っています。
人工知能が進歩しても、人間が活躍する場所はまだまだたくさんあると考えます。
人工知能にできないことのヒントは、プログラマの山本一成さんが著書で語っていました。
山本さんは、将棋の名人を打ち負かしたponanzaを開発した張本人でもあります。
山本さんは、「人工知能は今や名人以上の手を指すことができる、しかし、どうしてその手を指したかは教えてくれない。」と言います。
つまり、人工知能は決断を下せても、なぜそうなったかという過程を語ることはできません。
そこで、なぜの部分を解き明かし、素人にもわかりやすく解説できる人間の力が必要になってくるそうです。
これは、あらゆる仕事に通じる示唆に富む見解だと思います。
たとえ、経営判断を人工知能が下すようになっても、現場でお客様と向き合って様々なことを伝えるのは人間にしかできないのです。
日々の勉強を欠かさず、お客様と真っ正面から向き合える人間こそ、人工知能時代でも生き残っていけるのです。
なので、来るべき将来に備え、今日もまたしっかりお客様に向き合っていこうと思います。