水引の色・本数・結び方での違い
朝礼ネタ171 2021/01/01 1月マナーお正月になるとよく目にする水引。ご祝儀袋についている赤と白の紐のことです。今回は水引についていろいろ調べてみました。
水引には用途に応じて様々な決まり事があります。まずは色。大きくは慶事と弔事で異なります。慶事の場合、「赤白」「金銀」など、弔事では「白黒」「黄白」などです。
次に本数。いくらなら何本と厳密に決まっているわけではなく、また時代によって相場が異なるので詳しい方に確認するのがいいそうです。私はデパートの店員さんに聞いてしまいます。筆耕(代筆)も無料でしてくれたりしますよ。字が苦手という方は利用してみるといいかもしれません。
そして結び方。これは慶事と弔事で分かれているわけではなく、一度で終わるのが望ましい事なのか、度々あってもいい事なのかをポイントに覚えるといいですよ。代表的なものを三つ紹介します。
一つ目は結びきり。固結びのような小さな結び目で、結んだ先の両端が慶事は上向きに、弔事は下向きになっています。
二つ目はあわじ(あわび)結び。結び目が∞マークのような、一番よく見る形かもしれません。結んだ先を引っ張ると、左右の輪の部分がよりきつく結び合うことから、結びきりの一種として扱われます。やはり二度とあってほしくない事に使われます。ただ結びきりと違うのは結んだ先の両端は、慶事でも弔事でも上向きにします。
三つ目は花結び。いわゆる蝶結びです。何度でも結び直せる事から、何度あっても喜ばしい出産・進学などに使われます。
いかがでしたでしょうか。何となく見過ごしがちな水引の決まり事ですが、この機会に是非興味を持って見てみてくださいね。