裸の王様

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  • 裸の王様のお話は誰もが良く知っています。
    組織のリーダーが常に心掛けなければならない訓話ですが、ある世界的な企業の最高経営責任者、所謂C.E.Oだった人物が語ったお話を紹介します。

    C.E.Oに就任した直後のある会議で、提出された二つの案について数人の部下達と議論していた時の事でした。
    両案の説明を聞いていて内心彼は一方の案が気に入ったのでした。しかし部下達が全うにディスカッション出来る様に彼は何も発言はしなかったので、部下達の議論がその案を押す方向に行き決定したのは、偏向のない状態だったと思っていたそうです。

    ところが後にその案の説明を聞いていた時の自分の表情が吾知らぬ間に満足気だった事を人伝に聞きました。
    賢明な彼は、自分のそんな表情を見た部下たちがC.E.Oである自分の気持ちを忖度した結果、会議の流れがそちらに流れてしまったのだと気づいたのですが、もし気付かない場合、これが王様が裸になってしまう始まりなのです。

    忖度をされる事は人にとって気持ちの良いことです。そして自分の言う事が正しいと周りの誰もが賛同してくれるのは、自分が優秀だからなのだと思った時、完全に裸の王様になっているのです。そうすると人間は増長し傲慢になり、駄目なリーダーに成り下がってしまうと彼は言います。

    これは、大会社のトップであろうと一部局のリーダーであろうと同じ事です。そしてやり手と言われる人ほどこの危険性は大きくなります。
    常に自分自身を振り返り、こんな坂を転げ落ちているのではないかを確かめていなくてはなりません。




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