忖度(ソンタク)

  • 追加
  • 「忖度」という単語が流行り言葉のようにとびかった時期がありましたが、この言葉の意味を調べてみると、他人の気持ちを推し量る事、人の気持ちを察する事、さらには胸中を推し量って適切に取り計らう事などとなっています。

    今、世間でこの「忖度」を口にする時、あまり良いニュアンスでは使われていない様ですが、この様にその本来の意味を読んでみると決して悪い意味の言葉ではありません。この言葉は人間関係を良好に保つ上で非常に役に立つ、素晴らしい言葉ではありませんか。これは自分の周囲の人と接する時に、人として心掛けておかねばならない大切な行動の筈です。忖度が無ければ人と人との関係はギスギスした潤いの無い物になってしまいます。

    問題なのは忖度が誰かの損得に係わる様になる事でしょう。誰かが何らかの利益を得る為に忖度するからこの言葉が汚れてしまうのです。本来は相手に負担を掛けない様に気を付ける事が忖度である筈なのです。

    そう考えていくと、忖度される側の人間も、相手が忖度しないでも良い様に忖度しなければならないという事になります。お互いに忖度しあってこそ本当の忖度の意義があるわけで、忖度される事が多い立場の人間は、その周囲の人達にさらに多くの忖度する様に注意するべきなのです。忖度の一方通行は不自然であり、そこには歪んだ人間関係が生じてくるのではないでしょうか。

    詰まるところ、相手が忖度をしてくれている事に対するお互いの感謝の気持ちが、本当は大切なのだと思います。




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