タバコといえば、マッチの灰皿

  • 追加
  • 大人になった今でも強く記憶に残っている、子供の頃の経験があります。それは父に叱られたある事でした。

    たばこが好きな父は、家にいる時もほとんど切れ目なくたばこをくゆらせていました。
    日曜日、私は父と一緒にテレビを見ていました。父が突然に立ち上がって、ドタバタとトイレに駆け込みました。すぐに帰って来ないので私は「大か。」と思いながらテレビを見続けていました。
    すると「タバコ、持って来て」とトイレから叫ぶ父。テレビを振り返りながら、私は傍らに置いてあるタバコを持ってトイレに行きました。
    少しだけ開けた扉の隙間からタバコを差し入れた私に、「マッチと灰皿は!」と父の怒鳴り声。私は慌ててそれらを取りに部屋に走りました。

    トイレから出て来た父は、
    「おまえ、わしがタバコ何の為に頼んだか分からんか?」 
    「吸いたいから」と私が答えると、
    「タバコだけ持ってきて、タバコ吸えるか?」
    「吸えない」と私。
    「だったらどうしてマッチと灰皿を一緒の持って来んのだ? 良く考えろ!」と私の頭をゲンコでゴツン。

    大人になった今、父がものすごく大切な事を教えてくれていたのだと、私は思っています。
    人は何かを言う時、一から十まで全てを親切丁寧に説明してはくれません。
    後になって、「だったら最初にそう言ってくれればいいじゃない」と思った経験はありませんか?もちろん、教えて貰わなければ分からない事もあります。
    でも「この人は何が言いたいのだろう?要は何をしてほしいのだろう?」という気持ちを持ちながら相手の言葉を聞いておけば、行き違いが防げる場合もあるはずです。

    日々の仕事の中で、みんなお互いがこの事に留意できるなら、きっと働きやすい職場になると思います。




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