はたして2月は3月を羨むのか
朝礼ネタ1437 2021/01/01 2月二月は他の月と比べて何かが足りません。そう、日数です。三十一日の月を三十日にすれば良いものを、なぜか二月だけにしわ寄せがきて二十八日しかありません。酷い不公平です。人間が日々を過ごすうえでは特に問題がありませんが、二月としては他の月よりも三日も差を付けられてたまったものではないでしょう。
そしてこれはあらゆる組織にも当てはまることです。公平にリソースを配分しているつもりでも、気づけばどこかへ偏っている。やたらと豊かな部がある一方で、足りないものが多すぎてヒーヒー言いながらまわしている部もある。ただまあこれは余っているところから足りないところへ回せばいいといったそう単純な問題でもないので、簡単に批判できるようなことでもありません。
しかし、かといってそんな状況を許容し続けるのも考え物です。足らぬ足らぬは工夫が足らぬとは言いますが、いくら工夫しても二月は三十一日ある月にはならないのです。それと同じように、いくら工夫してもどうにもならない部分というのは常に存在しています。それを無理に維持することによる歪というのは、大きくなると重大な問題を引き起こしかねない危険な存在です。
皆さんの職場はどうでしょう、余裕がありますか、それともかなりつらい状況ですか。足らぬと言われる工夫をできる限りやってみて、それでも無理だった時。それはもう二月と同じで、他と比べて事実として何かが足りていないのです。そんな時には相談できる人に相談し、足りない現状を変えてもらうというのも一つの立派な会社への貢献であると私は思っています。